【教育委員会】国語のデジタル教科書実証実験(269校)の成果と現在の活用状況はどうなっているか?
- dc
- 8月7日
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【質問】
当時、デジタル教科書の実証実験において269校が
国語で使用していたとのことですが、現在の結果は
どのようになっているのでしょうか。
また、実施においてどのような課題があったのでしょうか。
【結論】
令和7年度時点においては、英語のデジタル教科書は、
広島県内のすべての公立小中学校(特別支援学校を除く)に
導入されております。また、算数・数学においては、
公立小中学校の約6割でデジタル教科書が導入されております。
国の調査結果などからは、デジタル教科書の使用により授業内容
の理解が深まっているという成果が見られております。
一方で、生徒からは「紙の教科書のほうが書き込みや
学習記録がしやすい」といった声も上がっており、
これが現段階における課題として認識されております。
【ざっくり言うと】
英語のデジタル教科書は、県内の全ての公立小中学校
(およそ500校)で導入されています。
算数・数学については、県内公立小中学校の約6割
(約300校)で導入済みです。
過去に国語で実証実験を行っていた269校と比べて、
導入は大きく進んでおります。
国の調査では、デジタル教科書は授業理解の促進に
効果があると報告されています。
一方で、生徒からは「紙の教科書の方が書き込みしやすい」
などの意見があり、これが現在の課題です。
【行政に対する結論の疑問】
国語で実施された実証実験(269校)の具体的な成果や
課題分析について、詳細な情報が不足している点は課題です。
また、紙の教科書に対して優れているとされる学習記録や
書き込み機能について、デジタル教科書でどのように
改善していくのか、明確な対応策が求められます。
さらに、算数・数学において導入された学校が
約6割にとどまっている理由や、その選定基準も不明確であり、
残りの非導入校での課題や判断理由を整理する必要があります。
今後は、デジタル教科書による学力の伸びや、教員側の指導上の
メリット・デメリットなどを可視化し、導入の進め方について
より説得力のある方針を示すことが求められます。
また、拡大計画の進行状況や全校導入に向けた
具体的なスケジュールについても、明確に示していく
必要があります。



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