【教育委員会】新1年生の不安軽減と夏休み明けの子どもたちへの心理的支援体制は整っているか？

【質問】

4月の新1年生の安心感の確保と、9月の夏休み明けにおける

児童生徒への対策は、どのように講じられているのでしょうか。

【結論】

広島県では、小学校1年生に対しては、幼児期の活動を

取り入れたスタートカリキュラムや、安心して学べる

環境づくりを通じて、学校生活への適応と安心感の醸成に

取り組んでいます。また、中学校1年生に対しては、

小中学校間での連携を強化し、体験授業や児童生徒の

情報共有などを実施することで、円滑な進学後の学校生活の

支援を行っています。

さらに、夏休み明けの時期においては、児童生徒が不安や

悩みを抱え込みやすいことを踏まえ、夏休み前に校内の

相談窓口や「24時間子供SOSダイヤル」等の外部窓口の

周知を行っています。夏休み中やその後は、一人1台端末を

活用して児童生徒の様子を把握するとともに、

心身の不調が見られる児童生徒に対しては、家庭や

スクールカウンセラー、関係機関と連携し、

個別に支援を行う体制が整えられています。

【ざっくり言うと】

• 小学1年生には、幼児期の遊びや活動を取り入れた

  スタートカリキュラムで安心感を支えています。

• 中学1年生には、小中の先生同士が情報を共有し、

  体験授業などでスムーズな接続をはかっています。

• 夏休み前には、相談窓口や24時間子供SOSダイヤルなどを

  知らせて、生徒が悩みを抱え込まないよう対策しています。

• 夏休み中は、一人1台端末を活用して、生徒の様子を

  把握する取り組みを行っています。

• 不安や悩みがある児童生徒には、家庭・

  スクールカウンセラー・福祉などの関係機関と連携して

  継続支援をしています。

【行政に対する結論の疑問】

現状のような相談窓口の周知や端末を通じた把握だけでなく、

その利用実績や支援の成果を客観的に数値化して示すことが

求められます。

また、児童生徒が気軽に相談できる環境づくりとしては、

LINE相談やチャットボットの導入が大変重要であると

考えられます。

特に、チャットGPTのような生成AIを活用した対話システムを

導入することで、相談内容をビッグデータとして

蓄積・分析し、新任教員でも適切に対応できるように

支援体制を強化することが期待されます。

今後は、個別具体のニーズに対応できる包括的かつ

継続的な支援体制の構築を、教育現場と連携しながら

進めていくべきです。