【教育委員会】農業科での情報処理国家資格取得推進はなぜ進んでいないのか?ITパスポート等の活用促進を問う
- dc
- 8月7日
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【質問内容】
農業科において、情報処理国家資格1級
(例:ITパスポートなど)の取得を積極的に
勧めていないのか、また、地元の産業界のみならず、
デジタルサンドボックス事業者との連携を進めて
いないのかという点について質問いたしました。
【結論】
農業科では、デジタル技術の活用に必要な資質・能力を
育成するため、地元産業界と連携した授業を実施しております。
しかしながら、情報処理国家資格(ITパスポートなど)の
取得については、学校として推奨はしておらず、生徒から
希望があった場合に限り、個別に支援を行っている状況です。
たとえば、令和5年度には西条農業高等学校において
2名の生徒がITパスポートを取得しております。
なお、デジタルサンドボックス事業者との連携については、
現在のところ公式な言及や検討状況は示されておりません。
【ざっくり言うと】
農業科では、地元の産業界と協力して、
デジタル技術を使った授業を行っています。
情報処理国家資格(ITパスポートなど)については、
学校として積極的に取得を促してはいませんが、
希望する生徒に対しては支援をしています。
実際に、令和5年度には西条農業高校で2人の生徒が
ITパスポートを取得しました。
デジタルサンドボックス事業者との連携については、
特に説明はされていない状態です。
資格取得よりも、授業を通じた基礎的な技術育成に
重点が置かれています。
【行政に対する結論の疑問】
農業科の教育において、なぜ情報処理国家資格の取得を
積極的に推奨していないのか、その理由が明確ではありません。
また、ITパスポートの取得を支援しているにも関わらず、
「推奨していない」との姿勢が現場と合致していないのでは
ないかという疑問も生じます。
さらに、「産業界との連携」といった表現が抽象的であり、
具体的にどの産業界と、どのようなレベルで連携しているのか
を明確にすべきです。
デジタルサンドボックス事業者との連携についても、
現在のところ検討状況すら示されていないことから、
国の農林水産政策や経済産業政策と教育施策が、
縦割り行政の中で十分に連携されていない実態がうかがえます。
今後は、関係各局(農林水産局・経済産業局・教育委員会)が
連携し、農業分野においてもデジタル技術の習得と活用をより
実践的に促進できる環境整備が求められます。
そのためにも、具体的な指導内容や連携体制、
資格取得支援方針について、早急に再検討する必要があります。



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