【教育委員会】高卒就職活動における「1人1社制」は現在も継続されているのか?制度の運用状況を問う
- dc
- 8月7日
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【質問内容】
現在も高等学校卒業予定者の就職活動において、「1人1社制」が
採用されているのかどうかについてご質問をいただきました。
【結論】
広島県においては、高卒就職活動における「1人1社制」を
現在も継続して採用しております。この方針は、
令和7年3月18日に開催された「広島県就職問題検討会議」に
おいて決定されました。
具体的には、2025年9月16日から9月30日までは、1人1社のみ
応募が可能な期間とされており、10月1日以降に限って
複数の企業への応募が解禁される仕組みとなっています。
【ざっくり言うと】
高卒就職の「1人1社制」は今もルールとして
実施されています。
このルールは毎年「広島県就職問題検討会議」で
話し合われ、内容が決められています。
今年度も2025年3月18日に「1人1社制を継続する」と
決定されました。
9月16日から9月30日までは、応募できるのは1人1社だけです。
10月1日からは、複数の企業へ応募することが認められます。
【行政に対する結論の疑問】
「1人1社制」が長年運用されている一方で、その制度による
効果や課題に関する具体的なデータや分析結果が
示されていない点が課題であると考えます。
特に、10月1日以降に複数応募が可能となった後の
就職成功率の変化、生徒の心理的負担の軽減、就職活動の
選択肢の広がりなどに関する数値的な検証が求められます。
また、制度の是非を議論する場であるはずの
「就職問題検討会議」における議論内容や判断根拠についても、
外部からは不透明であり、十分な情報公開がなされていない
印象があります。
今後は、制度の継続・見直しの可否について、県議会の場でも
議論を深め、より開かれた形での情報提示と意見交換が
必要ではないでしょうか。
就職の初期段階から生徒の自己決定権や選択肢が
制限されすぎていないか、教育的視点と就労環境の変化を
踏まえた柔軟な制度設計が今後求められると考えます。



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