【総務委員会】小1ギャップへの認識と対応の変遷:当時の課題評価と現在の実態
- dc
- 8月5日
- 読了時間: 3分
【質問】
幼稚園から小学校に上がる時に子どもが
不登校になったりする。当時の小1ギャップ課題に
ついてどう考えているのか質した。
5段階で3段目だったが現状は?
【結論】
幼稚園や保育園から小学校に進学する際に生じる
「小1ギャップ」は、子どもたちが不登校になる一因と
されており、お父様はこの課題を早い段階から重要視して
おられました。この問題に対して、広島県では幼保小の連携を
強化する取り組みを進めており、当初は5段階評価のうち
3段階目の水準にありましたが、2024年度(令和6年度)末
には、県内23市町すべてが最高評価である5段階目に到達した
と報告されています。
【ざっくり言うと】
子どもが幼稚園や保育園から小学校へ進学する際に、
急に学校に行きたくなくなる「小1ギャップ」について、
以前から問題提起されていました。
当時の広島県の取り組み状況は、5段階評価のうち3段階目
であり、まだ発展途上にありました。
「幼保小連携」というのは、幼稚園・保育園と小学校が
情報共有や指導方法の調整を行い、子どもがスムーズに
学校生活に移行できるようにする取り組みです。
広島県はこの課題に取り組み、令和6年度末には、
全23市町で5段階評価の5段目に到達したとされています。
つまり今は、幼稚園や保育園と小学校が密に連携し、
子どもたちが小学校で困らないように、教育内容の接続や
支援体制の整備がなされているということです。
【行政に対する結論の疑問】
県内の全23市町が、幼保小連携の取り組みにおいて
5段階評価の最高段階に到達したという点については、
一定の前進として評価できます。
しかしながら、それが実際に不登校児童の減少や、
子どもたちの学校生活への適応状況の改善にどのように
結びついているのかについては、明確な説明が不足している
と感じます。
とりわけ、評価水準の達成が形式的なものにとどまっていないか
どうか、また現場での実効性を持った成果が出ているかを
確認するためには、客観的なデータの提示や、子どもや保護者、
教職員からのフィードバックを含めた多角的な効果検証が
不可欠です。
さらに、今後も継続的にこの取り組みの成果を追跡・改善
していくためのモニタリング体制や評価計画が示されていない点
も懸念されます。単に「連携が進んでいる」とするだけでなく、
子どもたちの実際の安心や成長にどのように
つながっているのかを、具体的な数値や事例を通じて
説明していただきたいと考えます。



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